仙腸関節とは腸骨と仙骨をつなぐ関節であり、その関節包や後方の靭帯領域には侵害受容器(痛みのセンサー)が存在し、疼痛の発生源となります。
この関節は、後方を強靭な靭帯で結合されているためその可動域は小さく、障害を起こすことは考えにくいことや画像検査によってその障害を認めることは困難であるため、以前は的確に評価されにくい病態でした。妊婦さんは、この関節が動く(開く)ことによって赤ちゃんが骨盤を通過できることになります。(女性ホルモンの分泌により靭帯が弛緩する。)また、中腰の状態では、仙腸関節が一番グラつく角度になってしまいます。このように、普段動きのない関節でも妊娠や出産、中腰姿勢で腰を捻ったり、中腰姿勢で急に動いたりすると、関節が可動域以上にズレてしまい、ズレた状態のまま固まってしまいます。仙腸関節性腰痛は全腰痛の85%を占める非特異的腰痛のうち約10%いるといわれており、決して少なくない病態であることがわかってきました。
仙腸関節の関節面は荷重線に対して垂直に近く、荷重に対して剪断力を生じやすい構造をしています。そのため、繰り返しの負荷により骨盤周囲の筋の協調性に破綻が生じると関節に微小なずれができます。その結果、運動制限等の機能障害が起こり、痛みが発生するものと考えられます。
①仰向けで寝れない
②痛いほうを下にして寝ることができない
③椅子に腰をかけるのがつらい
④痛い方のおしりを浮かせて座っている
⑤動き始めが痛い
⑥仙腸関節部の著名な圧痛
⑦同じ姿勢を続けていると腰の下のほうが痛む。
⑧大腿外側(太ももの外側)、足首への放散痛(圧痛ではない)
仙腸関節性腰痛は難治性であることが多いと言われています。例えば仙腸関節はホルモンバランス(プロゲルテロンという女性ホルモン)にも非常に影響を受けます。出産時には仙腸関節の靭帯(じんたい)が緩むことによって赤ちゃんは産道を通ることができます。出産時以外でもホルモンバランスの異常により仙腸関節の靭帯が緩くなり仙腸関節のゆがみ、ロッキングを起こしてしまうこともあります。
また、仙腸関節付近からは骨盤神経(こつばんしんけい)という自律神経も出ます。仙腸関節に鍼治療(はりちりょう)をすると自律神経のバランスが副交感神経優位になることもあります。自律神経と仙腸関節は密接な関係があるため、ストレスなどの自律神経に及ぼす影響が仙腸関節性腰痛と関わってくることもあります。
神経と筋肉の接合部でうまく伝達が行き渡らず、腰部や臀部に働かない筋肉があると上半身と下半身をつなぐ役割を果たす仙腸関節に負担がかかり、仙腸関節性腰痛を引き起こすこともあります。
などなど仙腸関節のゆがみ、ロッキングを起こす原因は多岐にわたります。色々な原因が重複していることもあります。そのため難治性であることが多いです。
腰をひねる、脚を前後に大きく開く、中腰での作業、外傷などによって、骨盤に偏った負荷がかかることで発症すると言われています。骨盤に左右非対称の力が加わることがリスク要因となるため、いつも重い鞄を決まった側の肩にかけている、座るときに脚を組む癖があるといった方は、発症リスクが高くなると言われています。
仙腸関節性腰痛は放置すると慢性化して何年も何十年もずっと痛いということがあります。そのため早めに治療することが大事です。初期は腰痛だけでも、放置したことによって下肢の神経症状を出してきたりすることもあります。当院はなにが原因となっている腰痛なのかを検査ではっきりさせ、そして1日でも早く治るようにアプローチをかけていきます。上記のような症状で当てはまる方がいれば当院へご相談ください。
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