あまり聞きなじみのないバニオン。ときにブニオンとも呼ばれたりしますが、第一中足趾節関節の内側にできる腫瘤のことを指します。(日本語では腱膜瘤といいます)
これは外反母趾の人に多く起こりやすいですがいったいどういう機序で痛くなるのかについて説明していきます。
バニオンの初期症状は、特定の靴を履いているときの関節隆起の痛みであることが多いです。
関節包には、いかなる段階でも圧痛があります。
後期の症状としては内側に生じる疼痛、熱感、発赤を伴い可動性があり波動を触れる嚢胞性の腫脹(二次的に生じた滑液包炎)や、より外側に生じる関節全体を侵す腫脹および軽度の炎症(変形性関節症の滑膜炎)などがあります。
・つま先の圧迫(ハイヒールやきつい靴下など) ・母趾MTP関節内側が靴と擦れる
・外傷(内側側副靱帯の損傷など) ・内疾患(痛風、関節リウマチや糖尿病など)
・第1中足骨頭部が大きい(靴などと擦れやすい)
つま先の圧迫(締めつけ)や靴とのこすれ
母趾の外転強制
↓
母趾MTP関節内側組織(側副靱帯や滑膜)の損傷
↓
滑液の増加・滑液包の肥厚、炎症
↓
再生と増殖性変化の繰り返し
↓
バニオン形成
病院での治療
病院では急性期で痛みの強いものに対して、抗炎症剤や痛み止めを用いることが多いです。
装具での対策
テーピング: 自分で母趾を矯正するように貼ることで、緩んだ内側靱帯の再生を待つ方法。
皮膚に負担をかけるので、期間や頻度に制限があります。
パッド: 足指の間に挟んで、母趾をまっすぐにするものやバニオンを包むようにして
摩擦から守るタイプのものもあります。
矯正用サポーター: バンドで引っ張るタイプやステー(副子)で矯正するタイプなど様々な商品があります。
足底板・インソール:外反母趾の場合には、踵骨(しょうこつ:かかと)が倒れることが原因になることがあり
ます。踵骨の外返し(足底が外向き)を防ぐために土踏まず部分をサポート、横アーチを
保護するサポートのあるインソールや装具も重要です。
バニオンは放っておくと、かなり重症化して炎症によって関節が固く動かなくなってしまうことがあります。治療で痛みを取り除くこととお家でできるリハビリと、そして装具などが三位一体となると治りが早いです。
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