歳を重ねると、頚椎椎間板は水分が減少して固くなったり、潰れたりと変性が起こり、それに伴い頚椎は変形します。このことを頚椎症と呼びます。頚椎症の中でも、頚椎の変化(椎間板の膨隆や、骨のとげの形成)によって神経根が圧迫され、片側の首から手にかけて痛みやしびれなどの症状が出ている場合を頚椎症性神経根症といいます。遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。
頚椎症性神経根症の主な原因は加齢変化です。脊椎の加齢変化が起きやすい家系もあるため、体質的なものも関係している可能性があります。
デスクワーカー、職業ドライバーなど長時間座位をしている方は、うつむきになるため首や腰など脊椎への負担が大きくなります。仕事中は背筋を伸ばして、1時間毎に体を動かしたほうが頚椎にとってはよいです。また内装業、植木職人やエアコンのメンテナンスをする方は、よく上を向くため発症しやすくなります。
柔術などの格闘技、ラグビーやサッカーなど首に衝撃が加わるスポーツはもちろんですが、テニス、バドミントン、自転車、サーフィンなどのスポーツでも首に負担がかかり、椎間板の変性を早めてしまうことがあります。
頚椎神経根は、脊髄から左右に8本ずつ分岐しています。これが椎体と椎体の間の椎間孔から、1本ずつ頚椎の外に出てきます。片方の神経根が圧迫されている場合は、片方の首から肩、腕、手にかけて痛みやしびれが出ます。両側の神経根が圧迫されてしまっている場合は、両方の上肢に症状が出ることもあります。
激しい神経痛を伴う場合から、片側の首肩こり程度の方まで、重症度には幅があります。
ときには、肩、腕や手の筋肉麻痺を生じることもあります。痛みやしびれは軽度のことも多く、片腕が挙上できない、肘が曲がらない、手指の曲げ伸ばしが困難などの症状が出ます。障害される神経根によって、麻痺する筋肉は異なります。頚椎症性神経根症によって筋肉麻痺を生じる場合を、特に頚椎症性筋萎縮症と呼びます。発症後、急速に麻痺した筋肉が萎縮して、細くなってしまいます。
頚部には、交感神経幹という自律神経の中枢が走っています。頚椎神経根と交感神経幹は、神経線維で連絡を持っているため、頚椎症性神経根症になると、自律神経失調症を併発することがしばしばあります。
頭痛、耳鳴り、めまい、ドライアイ、視力低下、顔のしびれ、喉の詰まり感、倦怠感、動悸、排尿・排便障害、手足のしびれなどさまざまな症状をきたします。自律神経障害による手足のしびれは、部位が移動性で、出たり消えたりと波があることが特徴です。
首から腕にかけての痛みやしびれとリンクするように自律神経失調症の症状が出てきた場合は、頚椎症性神経根症と関連がある可能性があります。
頚椎症性神経根症は、安静にしていれば60〜90%の方が3か月で自然寛解すると報告されています。根本的に神経圧迫が治る訳ではないものの、神経根の炎症が落ち着いて症状が治まるからです。
そのため、基本的に3か月は保存的治療で様子をみます。薬物療法(消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・ビタミンB12剤など)や、装具療法(頚椎カラー固定)などを行います。神経根ブロックや硬膜外ブロック、星状神経節ブロックなどが有効なこともあります。
また、この疾患は鍼治療が非常に有効でありますが、頸からなのか肘から下の問題なのかを見極める必要があり、診立てを間違えると治療しても治らないことがあります。
手先に感じる違和感などの原因は様々ですが、当院はいくつもの検査を重ね、正確に状態を把握し治療していきます。一見手先のしびれが首じゃないと思っている人も多いですが、首からくるしびれの方が多いのが現状です。違和感を感じ始めたら一度当院にご相談ください。
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