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整体院meguruのブログ

 

寒い季節になると「体に力が入って肩がコリやすくなる」とおっしゃる患者さんが増えます。これは経験したことがあるという方は多いのではないでしょうか?

 

寒くなると体温を維持するために熱を生み出すことが必要になります。瞬間的に熱を生み出すには筋肉を働かせるということが手っ取り早いため、私たちは無意識に筋肉を使って体温を上げようとします。寒いと体が震えますがこれは筋肉を収縮させて体温をあげようとしている反応なのです。体温を上げる際には体幹に近く大きな筋肉を使うということが効率的なため僧帽筋という筋肉がその条件に当てはまります。僧帽筋は肩を動かすメインの筋肉で、肩こりの原因となる筋肉です。僧帽筋が無意識の内に緊張することによって普段以上に肩こりを感じるようになってしまうのです。

 

その他に交感神経も関係しているとされています。寒さを感じる冷覚は痛覚によく似ている感覚です。あまりにも寒くて手足が冷たくなると痛みとして感じることは経験したことがあると思います。このようにして冷覚と痛覚が刺激されると交感神経が優位になります。交感神経の働きとして筋肉を緊張させていつでも素早く動けるようにしておくものがあります。このような過程でも体が緊張しやすくなると言えます。

 

冬になると体を動かすということが億劫になりがちですが、運動不足になると体温が上がりにくくなり、冷えを感じやすくなりますので意識的に体を動かすようにしましょう。