呼吸というのは体の様々な部位が緻密に連動することで出来ています。
呼吸をするときにメインで使う筋肉は横隔膜です。しかしその他にも沢山の筋肉や関節が呼吸に関わっています。
例えば首の前面にある筋肉は頚椎と肋骨をつなぎ合わせるように付着して肋骨の上のあたりを引き上げるようにしています。この筋肉は姿勢が崩れたり、ストレスがかかり続けたりすることによって緊張が強くなります。この筋肉の緊張が起きると肋骨が下がらなくなり、呼吸時に息を吐くことが出来なくなります。そうすると必然的に息を吸う方が多くなります。息を多く吸うと交感神経が優位になり、体の緊張度が増します。そうするとさらに首の筋肉の緊張が強くなるという悪循環になってしまうのです。
このように首の緊張が強く呼吸が正しく出来ていないと体が疲れやすかったり、不眠になったりと不定愁訴が出てくることもあります。首の前面の緊張は肩のポジションや頭のポジションによって緊張するため、いわゆる猫背の姿勢では首の筋肉の緊張が強くなります。
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