好転反応という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
施術を受けた夜や翌日に身体のだるさや疲れ、痛み、発熱などの症状が現れることを好転反応といいます。
施術をすることで、今まで滞っていたリンパや酸素の流れがよくなり、一気に毒素が老廃物が身体中を駆け巡ることで好転反応が起きるようになります。そのため、好転反応の症状が起きるのは身体の状態がよくなっている証拠だと言われています。
〇好転反応の症状
・弛緩反応
不調だった身体の部位が、本来の機能や自律神経を回復し始める最初の段階で、アンバランスな状態からバランスのとれた状態に戻ろうとする時期です。
症状は、急激な倦怠感・疲れ・発熱です。水分を多く摂るようにしましょう。(カフェイン、アルコールは控えましょう)
・過敏反応
慢性的に不調だった身体の機能が覚醒し、身体の状態は慢性前の急性状態にまで戻ります。
複数の部位の具合が悪いときは、まず最も悪い部位の反応が出て、そこが治り始めると次に悪い部位の反応が出始めるというのも特徴です。
そのため、具合の悪い所や痛みが移動するような感覚にもなるとされています。
症状は、全身の痛み、かゆみ、汗をかく、施術した箇所の炎症です。休息をとりましょう。
・排泄反応
細胞が活性化されることで解毒作用が現れ、疲労物質や老廃物などの分解、排泄機能が活発化されます。
症状は、吹き出物・ニキビ・発疹・尿の色が濃くなる、下痢などです。水分を多く摂りましょう。
・回復反応
滞っていた血流が改善され、汚れた血液が一時的に体内を回り始めるとされています。
血流が促進されることで、新陳代謝が活性化され、正常な機能を持った身体に生まれ変わるイメージです。
症状は、発熱・吐き気・腹痛・だるさなどです。横になって安静にしましょう。
好転反応期間中は症状を無理に押さえつけるようなことはせず、身体の自然なバランスに身を任せるようにしましょう。
水分をたくさん摂って休息することで血流がよくなり、身体の細胞に酸素や栄養を多く送り届けられるようになります。