呼吸が浅くなると
「頭が前に出て、背中が丸くなった姿勢→フォワードヘッド&ラウンドショルダー」と呼ばれる姿勢になりがちですが、この姿勢には次の特徴があります。
〇息を吸うときに肋骨を引き上げて呼吸を助ける「小胸筋」が硬くなり胸の前側から肩甲骨が引っ張られるような感じになりやすい。
〇肩甲骨が外側に開き、肩が前のほうへ巻き込みやすくなる。
〇肩甲骨が引き上げられ頭が前のほうに突き出た状態になる。頭を支えるために首の後ろの筋肉が引っ張られるように常に緊張した状態になるため肩こりの原因になりやすい。
こうした姿勢は、胸郭の動きが制限されるので必然的に呼吸が浅くなります。
浅くて速い呼吸が続くという事は常に不安にさらされている事を意味し身体的にもメンタル的にもさまざまな悪影響が及びます。呼吸は姿勢と同じように意識的に変える事ができます。つまり不安やストレスにより浅く速くなっている呼吸を意識的にゆっくりする事で気分にポジティブな変化をもたらす事ができるのです。