①肌のターンオーバーの乱れ

健康な肌は皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって新たな細胞に入れ替わり、バリア機能が保たれます。しかし、ストレスや生活習慣の乱れなどでターンオーバーのサイクルがはやまったり遅れたりするとバリア機能が低下してしまいます。

 

②紫外線によるダメージ

紫外線はしみや日焼けなど様々なトラブルを引き起こすことは知られていますが、肌の一番外側にある角質層はストレートにダメージを受けるためバリア機能が低下します。

 

③間違ったスキンケア

洗顔のしすぎや、こすりすぎなど肌に過度な刺激を与えると肌に必要な保湿成分を失ってしまう原因になります。熱いお湯で洗い流すのもNGです。

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層で構成されています。

 

①表皮

表皮自体はさらに4層に分かれています。

表皮はお肌の一番外側にあり、私たちが目で確認できる部分のことを指します。

厚さが約0.2ミリ程のとても薄い膜です。外部からの異物の侵入や肌の水分の蒸発を防ぐ働きをしています。しみ、そばかすの原因となるメラニンをつくる部分も表皮の下層にあります。

肌の新陳代謝であるターンオーバーは表皮で行われています。

 

②真皮

真皮は表皮の下にあり、皮膚の本体ともいえる部分です。見た目の老化に一番関係が深いといわれています。真皮には肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンなどの繊維群からできており、これらが減少するとしわやたるみといった症状につながります。

また、真皮には血管やリンパ管、汗腺、皮脂腺などがあります。

 

③皮下組織

皮膚の中で一番下にあるのが皮下組織です。表皮と真皮を支えています。

多くの脂肪を含んでいて、クッション的な役割を果たし外部からの刺激や衝撃をやわらげています。真皮にある血管より大きな血管および神経を含んでいます。