有痛性三角骨障害

病態

有痛性三角骨障害とは、ジャンプやボールを蹴ると言った、足首を伸ばす動作をする際に、痛みが足首の後ろ(アキレス腱辺り)に出現します。足首の後ろにある三角骨と言われる骨が、足首の後ろで挟み込まれたり(インピンジメント)、擦れることによって、足首の後ろに痛みが出現します。そのことから、後方インピンジメント症候群と言われることもあります10歳頃から過度なつま先立ち(底屈動作)頻繁なジャンプ動作等のスポーツ、特にバレエやサッカー・アメフトなどで症状が出現しやすいです。まれですが水泳をやっている選手にも起こります。

 

症状

  • 足首後方の痛み・圧痛
  • つま先立ち(底屈)時の痛み
  • ジャンプ動作での痛み
  • 第1指(母趾)の動作痛
  • 足首後方の突出・腫れ
  • サッカーのインステップキックが痛い。
  • バレエのポアント動作が痛い。
  • 空手の蹴り動作をするのが痛い。
  • 体操や新体操で、綺麗に足を伸ばそうとする動作が痛い。
  • 水泳のバタ足動作が痛い
 
 

原因

通常、三角骨は足関節にある距骨という骨の後ろにある過剰骨です。過剰骨とは、本来ない過剰にある骨です。珍しいような感じがしますが、三角骨は健常者の約10%にあるとされています。過剰骨は、通常無症状の場合がほとんどですので心配する必要はありません。三角骨が形成された後の障害であるため、10歳代半ば頃(中学生〜高校生)からスポーツのしすぎなどで出現する可能性が高くなります。
急激に足関節を底屈(足首を伸ばす動作)したり、スポーツなどで足関節を底屈させるような動作を繰り返すと、三角骨が足関節後方で挟み込まれて痛みが出ることがあります。これを有痛性三角骨と呼びます。
クラシックバレエダンサーや新体操・サッカーなど足首を繰り返し底屈させる動作を行うスポーツ選手に多くみられます。

過剰骨とスポーツ障害
三角骨は小児期に足首(距骨)後方に出現し、本来であれば骨癒合されるものが分離したままの状態で残り、形成された過剰骨(三角骨)足関節の衝突(インピンジメント症候群)によって障害が発生します。10歳頃から過度なつま先立ち(底屈動作)頻繁なジャンプ動作等のスポーツ、特にバレエやサッカー・アメフトなどで症状が出現しやすいです。

長母趾屈筋との関係
距骨後方には内側・外側結節と呼ばれる突起があり、結節間の溝に長母趾屈筋が通過します。通常は外側結節の方が大きく、この外側結節から分離している過剰骨を三角骨と呼びます。分離せずに後方に突出している場合はStieda結節と呼び、どちらも長母趾屈筋腱の結節性腱鞘炎を誘発し、弾発母趾や長母趾屈筋の断裂になる可能性もあります

 

治療

基本的には保存療法だが、骨折併発や三角骨の大きさ次第では手術適応の場合も!

有痛性三角骨は基本的に保存療法であり、運動中止・制限しながら、足首周りの筋緊張の緩和・ストレッチ患部に対しての物理療法などで炎症と疼痛を軽減させていきます。症状が軽快しない場合や三角骨の病態が重い場合には摘出術等の手術療法が適応になる可能性がありますが、同時にリハビリを行い、筋力強化・柔軟性向上などを目標に、再発しないような身体づくり目指していきます。また、ウォーミングアップやクールダウンなど日常生活でできるセルフケアも重要になってきます。

当院でできること

まずは痛みのない状態をつくること。筋肉を緩め、骨の位置を合わせていく作業であれば鍼灸をしようしたり、または物理療法やテーピングを使用したり、その日の状態に合わせて治療をしていきます。そしてこの疾患で一番大事な再発予防を目的としたリハビリをしっかり段階を追って行います。痛む場所でいうとアキレス腱炎なんかと間違われやすい場所でもあるため上記のような症状があれば一度ご相談ください。

鍼灸整体院meguru鷺沼院の想い

鍼灸整体院meguruでは、「痛みなどの症状が出ないように予防する」ことをテーマにお身体の調整をさせていただいております。
2012年に鷺沼で治療院を開院したくさんの方を施術させていただきました。
その経験の中で痛みを取り除くことはもちろん大事ですが、症状を繰り返さない身体を作ることも大切だと考えるようになりました。
身体の癖や日常の姿勢を考えしっかりと施術を行います。
また、姿勢の専門家として「放送大学の講師」「姿勢教育協会の代表講師」としての経験も踏まえ、症状が繰り返さない身体作りをサポートさせていただきます。

当院ではAI姿勢分析を行っています

6枚写真を撮らせていただき、AIによって姿勢の分析を行います。自分の身体がどのように歪んでいるのか、現在のままでいると将来どのような姿勢になってしまうのかを分かりやすくご自身の目で確認することができます。AI姿勢分析をご希望の方は初回の施術時のみ無料でお受けいただけます。

シセイカルテは東京大学発のAI開発企業Sapeet(サピート)が開発した、最先端のAI姿勢分析システムです。

最新の画像解析技術を用いたこのシステムは、お写真を数枚撮影するだけで、現在のお身体の歪みや、筋肉の固くなりやすい箇所、脂肪の付きやすい箇所を可視化します。

これら情報に当院の身体の専門家の知識を組み合わせる事で、これまでのケアからさらに踏み込んだ、お客様それぞれに合ったオーダーメイドの施術を実現いたします。

姿勢を整えると、身体の痛みの改善だけでなく、血流の改善、新陳代謝の促進などによるダイエット効果、自己回復力の最大化など様々なメリットが得られます。

健康の土台となる重要な要素である姿勢を整え、健康で理想的な身体に生まれかわりましょう!

 

分析方法

正面と横からの姿勢の写真撮影と4つの動作での撮影を基本行います。
6種類のお写真を撮り、静止している姿勢、動作時の可動域を総合的に分析いたします。

※症状により、座った姿勢、体を倒す動作、首の動き、股関節の動きの撮影も行います。

未来の姿勢を推定

姿勢の分析の結果、硬くなっている筋肉や弱くなってしまっている筋肉から現状の歩行の分析も行います。

現状の歩行イメージ

未来の悪い姿勢

お気軽にお問合せ下さい。
044-767-7831

受付時間
平日  9:00~20:00
祝 9:00~19:00

定休日 月曜日 

下記のリンクよりアクセスお願いします。

https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000456795/

 

下記のアドレスをクリックし登録お願いします。
https://line.me/R/ti/p/%40dln2269v
当院の専用LINEがございます。登録していただければ、定期的に栄養や運動の情報を送らせていただきます。こちらのLINEからもご予約可能ですのでお気軽にご利用ください。

予約を希望する方は下記をお知らせください。
・お名前
・ご希望の日時
・ご希望のコース
パソコン|モバイル
ページトップに戻る