整体院meguruのブログ

頭蓋骨は人体の中でもかなり特殊な形をしています。綺麗な丸い形の中は空洞になっていてその中に脳が収まっています。

頭蓋骨には様々な大きさの穴が開いています。下から見たときには頚椎と連結して脊髄神経を通す穴が開いていたり、眼球を納めている二対の穴が空いていたり、それ以外にも神経や血管を通す為の穴が沢山空いています。

 

人間の脳の容量というのは頭蓋骨の大きさから推測することが可能で、私たちが進化してくる過程でどのように脳の容量が変化してきたかということは頭蓋骨が発見されたことによってわかってきたのです。

 

最近の研究では、脳の容量が増えていったことと人類が肉食になったことが大きな関係があるそうです。元々人類の主食は果物や植物だったと考えられていますが、果物や植物をかみ砕くには強い顎の力が必要になります。そのため顎の筋肉が現代人と比較にならないほど発達していたと言われています。顎の筋肉が発達しているということはその分、脳を収める空間が小さくなるということです。人類が石器を使い始めた頃から動物の肉を切り、骨を砕くことが出来るようになり、食生活が一変します。そのことによって多くのエネルギーを摂取することが出来るようになり、エネルギーを多く使う脳が発達することが出来たのではないかと言われています。

 
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