整体院meguruのブログ

肩関節の動きの中で、腕を体の真横に挙げていく動作を外転といいます。その肩関節の外転の時に連動して肩甲骨が動くことを肩甲上腕リズムといいます。肩関節30度付近から腕が2度外転していくと1度肩甲骨が上方回旋していくとされていて、個人差はありますが上腕骨と肩甲骨の動きが2:1の数値が標準的な指標となっています。

 

この肩甲上腕リズムが乱れていると健常なリズムの時と比べて代償性の運動が出てきます。

たとえば、同じ90度の外転運動であっても、本来なら肩甲骨の上方回旋が30度に対して上腕骨の外転運動が60度の動きであるべきところが、上腕骨が50度しか外転しないために肩甲骨が40度上方回旋するという動きが出てきます。このような状態になるということは、肩甲骨についている筋肉と肩甲上腕リズムに関係する複数の関節の内のどこかに負担をかけている状態になり、動く範囲を狭めたり、痛めてしまう原因になる可能性があります。

 

肩甲上腕リズムは指標のひとつですが、肩関節の動きを判断するのに重要になってきます。

若干の動かしづらさや違和感がある時には肩関節周りの多くの筋肉や関節に負担をかけているため、バランスや動きに支障がでてきます。

 

気になることなどあればお気軽にご相談ください。

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