整体院meguruのブログ

呼吸パターン障害という言葉はあまり聞いたことがないと思います。

呼吸パターン障害は継続して吸気、いわゆる息を吸う方が優位になっている状態です。この状態は低炭酸症といって過呼吸によって血液中の二酸化炭素が不足した状態です。不思議に思うかもしれませんが血液中に二酸化炭素が不足すると身体の組織内への酸素供給が低下してしまい、エネルギーを産生することが出来なくなるため慢性的に元気がない状態になってしまうのです。

息を吸うのが優位になることで交感神経が常に優位になることも身体にとっては良くないことです。交感神経が優位で常に戦いモードになっているとやがてバテてしまい疲れが取れなくなってきます。

 

呼吸パターン障害は自分で確認することが出来ます。一般的に人は息を止めて25秒から30秒間維持することが出来ます。これが15秒程度だとすると二酸化炭素への耐性が低いと思われます。

どのように呼吸しているかを観察するのも良い検査になります。仰向けで寝てもらい胸とお腹の上にあてて自然な呼吸を行ってもらいます。この時どの部分が最初に動くか見てみましょう。お腹が先に動いているようなら大丈夫です。反対に胸が先に動いている場合、胸式呼吸が優位になっているかもしれません。

 

胸式呼吸から腹式呼吸に変えるには息をしっかりと吐ききることを意識しましょう.。吐き切ると横隔膜に対して負荷がかかり、腹式呼吸が身についてきます。

 
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