肝臓は右の肋骨の下にもぐり込むような形で存在しています。人間の体の中で最大の臓器です。肝臓の主な働きは
タンパク質の合成、栄養の貯蔵
人体に害のある物質の解毒、分解
食物の消化、吸収に必要な胆汁の生成
これらが主な働きとなります。
まず食事をしたときには食道を通り胃に向かい、次に腸に達して、消化と吸収を行います。
吸収された栄養素はそのままでは体で使う事が出来ないので、さらに分解が必要になります。その役割を担っているのが肝臓です。
腸で吸収された栄養素はそこから肝臓に送られます。肝臓において様々なものに加工されて各体の組織に送られていきます。
肝臓は栄養を分解するだけでなく一時的に蓄えておく貯蔵庫のような場所でもあります。特に糖質はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、必要な時にそこから小出しにしていきます。グリコーゲンは生命活動を行うためのエネルギー源となります。何日間か食べなくても私たちが生きていられるのは肝臓のおかげなのです。