現代では多くの人が口呼吸になっているといいます。
その理由は諸説ありますが、ストレスが大きな要因となっていると考えられます。
ストレスが過剰にかかるとその分エネルギーを使います。エネルギーがなくなると困るのが脳です。そのため脳はエネルギーをより多く産生するために酸素を多く取り込もうとします。そのことによって口呼吸で多く息を吸い込むことになります。酸素を多く取り込みすぎると体は産生に傾きます。体が酸化した状態になると細胞にダメージがかかり、体の不調が出やすくなってしまいます。
また、鼻には口にはない機能が備わっています。
1つがフィルターの機能です。鼻は粘膜に覆われています。鼻から空気を吸い込むことによって細菌を防ぐことができます。
2つ目は温める作用です。鼻から入った空気は急速に温められ、気管に到達する時には体温と同じくらいの温度になることがわかっています。
3つ目が空気量の調節です。鼻の穴は口よりも入口が小さいため、呼吸の際に必要な量を調節しやすいという利点があります。
このように鼻は口と違い純粋に空気を取り込む器官としての役割があります。
口呼吸になっている方は鼻で呼吸をするように意識してみましょう。