寒い季節だけでなく、一年を通して冷えに悩む人が増えているようです。
そんな冷えの対策として、生活に手軽に取り入れられる温活について書いていきます。
〇温活とは
温活とは体を冷やさないようにするとともに温めて、冷えを改善するための活動を指します。私たちが健康を維持するために理想的な体温は36.5~37度と言われていますが、この理想の体温まで上げることも目安になります。
〇温活の考え方
・運動して筋肉を増やす
体温が低下する原因のひとつとして考えられるのが、運動量が少なく、筋肉量が低下している可能性が考えられます。筋肉は体の熱の約4割を産生するので、体を動かし筋肉量を増やすことを心がけましょう。
・冷たい飲み物を控える
冷蔵庫の温度の目安は約2~6度です。つまり体温より30度以上も温度の低いものを摂り入れて体の内側から冷やしていることになります。冷えを遠ざけるには冷たい飲み物を控えることが大切です。
・エアコンの設定温度や風向きを調整する
冷房が効いた部屋で過ごした後、暑い屋外に出て、また涼しい電車に乗って移動するなどの温度差のある行動を繰り返していると体温調整を司る自律神経のバランスが乱れてしまいます。体への負担が大きくならないようにエアコンの温度設定は外気温との差が5度以内、大きくても7度以内におさめましょう。
また、一般的なエアコンは室内の温度を本体の温度センサーで検知しています。エアコンが日当たりの良い場所に設置されていたり、風向きを下側に向けていて温かい空気が室内の上部に滞留していたりすると、センサーが高い温度を検知し冷やしすぎることがあります。カーテンでエアコンに直接日が当たらないようにしたり、風向きをスイングにして空気を循環させましょう。
・3つの首を温める
3つの首=手首、足首、首元を冷やさないことが大切です。それぞれ血管が集中しているため、冷えると全身に冷えが広がります。外気にもさらされやすいため、しっかりと対策しましょう。