診療時間
平日 9:00〜20:00/土祝 9:00〜19:00
休診日
月曜日 

ご予約・お問い合わせはこちらへ

044-767-7831

慢性的な腰痛について

慢性的な腰痛を解消するには姿勢改善が必須!

腰の痛みが3か月以上続く状態を慢性腰痛といいます。

腰は腰椎と呼ばれる5つの骨がブロックのように積み上げられて構成されています。腰痛の多くは、腰椎に負担がかかったり、障害が起きることで発症しますが、病院などでレントゲンやMRIなどの検査をして、画像診断で原因が特定できる腰痛は全体の15%ほどといわれています。これを特異的腰痛といいます。

残りの85%は画像診断では原因が特定できず、これを非特異的腰痛といいます。

〇特異的腰痛

腰椎椎間板ヘルニア

腰部脊柱管狭窄症

・骨粗鬆症

脊椎分離症脊椎すべり症 など

 
 

悪い姿勢が腰痛を招く

体を支える背骨は24個の椎骨、仙骨、尾骨が重なって構成されています。このうち椎骨は、頸椎、胸椎、腰椎に分けられ、横からみるとゆるやかなS字状の弯曲を描いています。

中でも腰椎は上半身を支え、飛んだり跳ねたりした時の衝撃を吸収する重要な働きを担っているので、常に大きな負担がかかっています。そのため、上半身の体重の衝撃を吸収し、負担を減らすように腰椎は前方に弯曲しているのです。この弯曲を腰椎前弯といいます。ほとんどの腰痛はこの腰椎前弯が失われるために起こります。

腰椎前弯が失われると腰に大きな負担がかかります。腰椎前弯が失われるのは、背中や腰が丸まった悪い姿勢を取る時です。中でも最も注意が必要なのが座り姿勢です。

私たちは座る時、気が付くとすぐ腰が丸まってしまいます。パソコンや車の運転、ソファに座っている時など知らず知らずのうちに腰椎前弯は失われる姿勢を長時間取っているのです。

 

 

なぜ腰痛が慢性化するのか

腰痛によって体を動かさないでいると、精神的ストレスになります。精神的ストレスが続くと、痛みを抑制する脳のシステムが機能しなくなって神経が過敏になり、さらに腰痛を感じるようになってしまいます。そうするとますます体を動かさなくなるため、これが腰痛の悪循環になります。

また、痛みのことばかり考えていたりすることもストレスとなり、慢性化の原因となります。

 

東洋医学的”慢性腰痛”のとらえ方

腰痛とは、文字どおり腰の部位に現れる痛みの疾患です。しかし、現代医学では筋肉系や骨組織の損傷、そして内臓疾患、脊髄疾患の病変に至る腰痛以外の約8割の腰痛が原因不明です。

中医学・東洋医学では、腰痛を急性と慢性の2つに大きく分けて考えます。外界からの悪影響(体外からの寒さ、湿気などの体に悪影響を与える要素。外邪という)や打撲・捻挫により経絡(経脈)の気血の流れが悪くなった急性腰痛

腰部のだるさや無力感、疲労感、鈍痛を感じる体の衰え(主に加齢による衰えなど。腎虚という)による慢性腰痛があります。また、腰痛の原因は加齢と過労にも密接な関連があります。腰痛の治療と予防については「寒さを防ぎ、冷えや湿気(寒湿かんしつの邪気)を除く」「経脈を通る気血の流れを良くする」「肝と腎の機能を高め、筋肉を強化する」ことがポイントとなります。

①気滞血瘀による慢性腰痛
気滞血瘀は「きたいけつお」と読み、「気」の巡りが悪く停滞している状態をさします。この場合は自律神経系のコントロールができなくため感情が不安定な傾向があります。そのため、精神的ストレスでイライラ、不安や憂鬱感を感じてしまいます。「気」の巡りが悪くなると同時に「血」の循環も悪くなり、「瘀血」という悪い血の塊のようなイメージが作られて腰痛を生じさせます。気滞血瘀が原因の場合、下記のような症状が出ることがあります。

 ・同じ場所に刺すような腰痛を感じてしまう
 ・触ると腰痛が強くなる

②寒湿の侵入による慢性腰痛
寒湿は「かんしつ」と読まれており、寒邪(かんじゃ)と湿邪(しつじゃ)が気血というエネルギーの流れる通路である経絡を詰まらせて腰痛を生じさせます。寒邪とは冬の寒さやクーラーの当たり過ぎによって冷えてしまう状態です。症状としては寒気、頭痛、首肩の凝り痛み、腹痛や下痢などがあります。一方で湿邪は梅雨時の湿気や通気性の悪い環境での生活をさします。症状としては身体ダルさ、頭痛、むくみ、食欲の低下、吐気、下痢などがあります。湿邪による症状は雨の日や台風の接近によって悪くなりやすい傾向があり、

 ・冷えるような痛み
 ・横などになって休んでも痛みが減らない といった症状が起こります。

③湿熱による慢性腰痛
温熱は湿邪と熱邪(ねつじゃ)が原因で「気」が通らなくなり腰痛を生じます。寒湿の場合は経絡を詰まらせて腰痛を生じさせていましたが、温熱の場合は腰の筋肉や経絡が弛緩した結果、「気」が通らなくなり腰痛を生じさせます。熱邪とは炎症や熱感が原因で症状が引きおこされます。熱邪としてよくみられる症状が風邪をひいたときの喉の腫れや痛みなどです。その他の症状としてはイライラ感、落ち着きのなさ、寝つきの悪さなどがあります。熱邪が原因の場合は下記のような症状が出ることあります。

 ・じんわりと腰全体に広がる熱感と腰痛
 ・腰痛が運動を行うと軽減する

④腎虚による慢性腰痛
東洋医学の考え方では腰痛、特に慢性的な腰痛は「腎」が関わっているとされています。この腎は人の成長・発育・生殖などに関係しており、腰は「腎の府(ふ)」といわれています。「府」とは居場所という意味があるため、直訳すると「腰は腎の居場所」と言い換えることができます。この腎の機能が低下したり、不足したりしている状態を「腎虚」と呼ばれ、腰に栄養が行き渡らなくなるため腰痛が発症します。代表的な症状としては「尿が近い、または出にくい」「足腰に力が入らない」「精力減退」などがあります。また腎虚が原因の場合は下記のような症状が出ることあります。

 ・手で押さえると腰痛がマシになる
 ・我慢できる程度の腰痛が出たり消えたりする

もっとも大事なものは”腎虚”による腰痛

慢性腰痛の中医学・東洋医学な考えを前述しましたが、なかでも最も重要なものは腎虚を改善させることです。
腎虚のタイプは下記のように2つに分けることができます。

冷えるタイプ
ほてるタイプ


この2パターンのどちらに属しているのかを見極めて治療していくことが大切です。

①冷えるタイプの腎虚
冷えるタイプの腎虚を「腎陽虚」と呼びます。この腎陽虚は生活習慣と大きく関係しており、寒がりにも関わらず夏の冷房の中で薄着でいたり、冷たいものばかり食べてしまうなどが積み重なって症状が生じます。
このタイプは生活習慣の改善が最も重要ですが、それ以外にも下に記載のツボを押すことが効果的です。
セルフケア的に自分で対処できる場合もあるので指で痛みが強く出ない程度に押圧してみてください。

・腎兪(じんゆ):おへその裏側でウエストのくびれライン、背骨から指2本くらい外側
・関元(かんげん):おへそから指
4本分下
・太谿(たいけい):内くるぶしのすぐ後ろに位置しており、アキレス腱との間のくぼみ

②ほてるタイプの腎虚
ほてるタイプの腎虚を「腎陰虚」と呼びます。やせ型で食べても太らない人、更年期が近い40歳以降、もともとうるおい不足の体質傾向の人に多くみられます。「腎陰虚」の場合は下記の場所のツボを押すことが効果的です。

・金津(きんしん)、玉液(ぎょくえき):舌の裏側の静脈にあるツボ
・湧泉(ゆうせん):足の指を曲げたとき、足の裏にできるくぼみにあるツボ。
・太谿(たいけい) :内くるぶしのすぐ後ろに位置しており、アキレス腱との間のくぼみ

当院でできること

一般的に悪い姿勢といわれる状態では、筋肉や関節への負担が増え、腰痛などを引き起こしやすくなります。

鍼灸整体院meguruでは、「痛みなどの症状が出ないように予防する」ことをテーマにお身体の調整をさせていただいております。

痛みを取り除くことはもちろん大事ですが、繰り返さない身体を作ることが一番大切だと考えています。

そのため当院では姿勢へのアプローチから根本的な改善を目指します。

鍼灸整体院meguru鷺沼院の想い

鍼灸整体院meguruでは、「痛みなどの症状が出ないように予防する」ことをテーマにお身体の調整をさせていただいております。
2012年に鷺沼で治療院を開院したくさんの方を施術させていただきました。
その経験の中で痛みを取り除くことはもちろん大事ですが、症状を繰り返さない身体を作ることも大切だと考えるようになりました。
身体の癖や日常の姿勢を考えしっかりと施術を行います。
また、姿勢の専門家として「放送大学の講師」「姿勢教育協会の代表講師」としての経験も踏まえ、症状が繰り返さない身体作りをサポートさせていただきます。

当院ではAI姿勢分析を行っています

6枚写真を撮らせていただき、AIによって姿勢の分析を行います。自分の身体がどのように歪んでいるのか、現在のままでいると将来どのような姿勢になってしまうのかを分かりやすくご自身の目で確認することができます。AI姿勢分析をご希望の方は初回の施術時のみ無料でお受けいただけます。

シセイカルテは東京大学発のAI開発企業Sapeet(サピート)が開発した、最先端のAI姿勢分析システムです。

最新の画像解析技術を用いたこのシステムは、お写真を数枚撮影するだけで、現在のお身体の歪みや、筋肉の固くなりやすい箇所、脂肪の付きやすい箇所を可視化します。

これら情報に当院の身体の専門家の知識を組み合わせる事で、これまでのケアからさらに踏み込んだ、お客様それぞれに合ったオーダーメイドの施術を実現いたします。

姿勢を整えると、身体の痛みの改善だけでなく、血流の改善、新陳代謝の促進などによるダイエット効果、自己回復力の最大化など様々なメリットが得られます。

健康の土台となる重要な要素である姿勢を整え、健康で理想的な身体に生まれかわりましょう!

 

分析方法

正面と横からの姿勢の写真撮影と4つの動作での撮影を基本行います。
6種類のお写真を撮り、静止している姿勢、動作時の可動域を総合的に分析いたします。

※症状により、座った姿勢、体を倒す動作、首の動き、股関節の動きの撮影も行います。

未来の姿勢を推定

姿勢の分析の結果、硬くなっている筋肉や弱くなってしまっている筋肉から現状の歩行の分析も行います。

現状の歩行イメージ

未来の悪い姿勢

お気軽にお問合せ下さい。
044-767-7831

受付時間
平日  9:00~20:00
祝 9:00~19:00

定休日 月曜日 

下記のリンクよりアクセスお願いします。

https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000456795/

 

下記のアドレスをクリックし登録お願いします。
https://line.me/R/ti/p/%40dln2269v
当院の専用LINEがございます。登録していただければ、定期的に栄養や運動の情報を送らせていただきます。こちらのLINEからもご予約可能ですのでお気軽にご利用ください。

予約を希望する方は下記をお知らせください。
・お名前
・ご希望の日時
・ご希望のコース
パソコン|モバイル